株式会社近代出版社
こけしブログ

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こけし

本日のこけし

長谷川正司  平成21年10月作 9寸

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やはりKさんから頂いたこけし。
9寸とやや長身で、顔は穏やか。
肩に段があり、それがアクセントになっている。
さらさらと描いた胴模様は、見ていて飽きない。
山形系って結構いいな、と思い始めている。

2009/11/19 木曜日 — 青柳 英介

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本日のこけし

長谷川正司  平成21年10月作  7寸2分

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昨日同様、Kさんから頂いたこけし。
小林吉太郎の写しである。
私は、山形系は、たった一本しか持っていないので、
蒐集では苦手な系統だと言える。
だが、このこけしを見て、その思いが変わったような気がする。
キュッと引き締まった顔に、胴のバランスがよく、模様も洒脱である。
ちょっといたずらっぽい顔が可愛く、佳品である。
これに並べられるこけしを探して、山形系にも手を伸ばしていきたいと思う。

2009/11/18 水曜日 — 青柳 英介

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本日のこけし

高橋正吾  平成21年10月作 7寸 

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昨日、家の郵便受けを覗いたら、荷物が届いていた。
こけしの大先輩のKさんからであった。
荷物を開くと、できあがったばかりとおぼしきこけしが三本入っていた。
その内の一本が、この正吾の武蔵写しである。
かっちりと作られたこけしは、「高亀」健在という感がする。
武蔵の雰囲気もよくつかんでいて、優品である。
胴模様の緑は黒を混ぜないで、青竹の緑。
これも好もしい。
今、鳴子のどの作者も葉っぱの緑に黒を混ぜてしまうのだが、
どうにもいただけない。店頭での褪色を防ぐ意味があるのだろうけれど、
やはり緑は青竹を使ってほしい。
思いがけないプレゼントを下さったKさん、ありがとうございます!

2009/11/17 火曜日 — 青柳 英介

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本日のこけし

高橋武蔵  昭和7年以前作 7寸8分

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少々水濡れのあとがあるが、全体に色がすばらしく、
よくこれだけきれいに保存されたものと思う。
武蔵と書いたが、武男かもしれない。
武男とすれば、初作の可能性もある。
武蔵でよく知られるのは、目の位置が極端に下がったものであるが、
私は、それは泣いているようにも見えるので、あまり目が下がったものは好まない。
本こけしは、可愛く、よい出来である。

2009/11/10 火曜日 — 青柳 英介

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こけし旅行

東京こけし友の会主催の「こけし旅行」に、この土日、参加した。
一言で言えば、たいへん充実した旅行で、楽しかったし、
面白い旅行であった。
西田コレクションの、らっこコレクションの見学は、超一級の名品を特別室に、
並べておいてくれ、自由に手にとって見ることができる、という贅沢をさせてく
れた。
作蔵や勘治、運七、伝内、小原直治、等々多数のこけしと直接出会い、感動した。
やはり図録の写真で見るのと、現物を手に取るのとでは、全く印象が違い、
写真と本物の違いは、こんなにあるのか、ということを痛感した。
参加者の人たちは、大名物を手に取り、記念撮影などをしていた。
私も運七を手に取り、写真を撮った。

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運七を手に取っている私

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西田コレクションの名物こけしの数々

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らっこコレクションに見入るこけし友の会一行

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土湯温泉のこけし提灯

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三春人形を作っている「でこ屋敷」の主人が、ひょっとこ踊りを披露してくれた。

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三春人形の布袋さま

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三春人形の恵比寿さま

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土湯こけし工人組合の提供で、抽選でもらったこけし(渡辺忠雄作、7寸3分)

2009/11/9 月曜日 — 青柳 英介

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『ぽっぽコレクション図譜』完成!

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思いのほか時間がかかってしまったが、
やっと先週の金曜日の夕方、私のこけしコレクションの写真集が完成した。
写真が、綺麗に印刷され、ありふれたこけしばかりではあるが、
それなりに見応えもあると思う。
本にするからには、コレクションに名前を付けようと考え、
「ぽっぽコレクション」とした。
意味はたいしてないのだが、タイトルに鳩のイラストをあしらったので、
「鳩ぽっぽ」と考えていただいてもよいと思う。
まあ、ほんのお遊びであるが、作っていて楽しいものであった。
由吉、太治郎、渡辺キン、今三郎、幸九郎、久志、佐藤喜一、円吉、
文助、三蔵、木村吉太郎、松治、我妻勝之助、周助、中島正、
幸之助、大沼誓、庄司永吉、盛などが、私自身好きなこけしかな、
と感じている。

50部しか作らなかったので、6000円と少々高くなってしまったが、
もしよろしければ、ご購架頂ければ幸いである。

2009/11/8 日曜日 — 青柳 英介

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本日のこけし

大沼甚四郎  昭和17年作

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稀品といわれる大沼甚四郎である。
わずかに残された甚四郎の中でも、保存のよさという点では、
最高のものではないだろうか。
図録などでよく見る甚四郎とは違い、
表情が極めて甘美である。
桜井万之丞の作ではないか、とも一瞬考えたが、
子細に見ると面描や胴模様は、独特のもので、
描き癖など間違いなく甚四郎である。
胴底には、力のこもった筆致で、署名があり、陸奥売店のゴム印が押されている。
陸奥売店のゴム印が押されたこけしは、昭和15年のものが多いのだが、
こけし辞典によると、昭和15年には、深沢要らの懇請により作ったのは2本だけ、
という。陸奥売店で売られたのは、昭和17年である、と書かれているので、
本こけしもそれに従い昭和17年作とした。
それにしても非常にわずかしか残されなかった甚四郎の作品で、
このような完品が出現するとは驚きである。

2009/11/6 金曜日 — 青柳 英介

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本日のこけし

佐藤丑蔵  昭和8年頃作 1尺7分

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丑蔵は、こけし界のピカソではないかと思う。
製作に携わった年数は、恐らく史上最長であり、
そのたくましい生命力に満ちた作品は、いずれの年代のものも、
たいへん人気があり、よいものはなかなか入手困難である。
私も戦前の作品を本こけしとは別に4本ほど持っている。
いずれも佳品ではあるが、迫力と生命力のたくましさという丑蔵の持ち味を
十分出し切っている作品かというと、そうも言えないので、
長いこと探求をしていた。
丑蔵のよいものは、昭和53年に神奈川県立博物館で、開催された「こけし古名
品展」に、
展示されたものに極まるのではないだろうか。
私は残念なことに、この展覧会は未見であるが、『古作図譜』でその全貌を知る
ことができる。
本こけしは、「古名品展」、『古作図譜』に出品された224番の鈴木鼓堂氏の
ものと、
同時期で同じ雰囲気を持つもの。
やはり鈴木鼓堂氏旧蔵である。
全体のフォルム、たくましい生命力等々、まさにほとばしるようなエネルギーを
感じる。

2009/11/5 木曜日 — 青柳 英介

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本日のこけし

本田鶴松  大正時代作

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鶴松の大正時代の作である。
鶴松は、よく知られているものは、下瞼があり、目がうねるような形だが、
本こけしには、下瞼がなく、キッと前を見据えるような力がこもっている。
小寸ながら、凝視度は高く、甘さは少ない。
強さと厳しさを内在したこけしで、私は現物を予備知識なく見た時、
直ちに伝内、勘内の匂いを感じた。
『美と系譜』に掲載された中屋旧蔵品なので、
本を開いてみると、鶴松は初期には伝内、勘内の影響下にあったことが書かれて
いた。

2009/11/2 月曜日 — 青柳 英介

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本日のこけし

佐藤忠  鈴木幸之助型

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戦前の鈴木幸之助は、人気があり、出ればかなりの値段になるが、
この佐藤忠の幸之助型は、戦前のよい時期の表情をうまくつかんでいて、
佳品だと思う。
幸之助になかなか手が届かなくとも、ここまでよく本質をとらえていれば、
これはこれで見られると思う。

2009/10/30 金曜日 — 青柳 英介

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