佐藤丑蔵 昭和8年頃作 1尺7分
丑蔵は、こけし界のピカソではないかと思う。
製作に携わった年数は、恐らく史上最長であり、
そのたくましい生命力に満ちた作品は、いずれの年代のものも、
たいへん人気があり、よいものはなかなか入手困難である。
私も戦前の作品を本こけしとは別に4本ほど持っている。
いずれも佳品ではあるが、迫力と生命力のたくましさという丑蔵の持ち味を
十分出し切っている作品かというと、そうも言えないので、
長いこと探求をしていた。
丑蔵のよいものは、昭和53年に神奈川県立博物館で、開催された「こけし古名
品展」に、
展示されたものに極まるのではないだろうか。
私は残念なことに、この展覧会は未見であるが、『古作図譜』でその全貌を知る
ことができる。
本こけしは、「古名品展」、『古作図譜』に出品された224番の鈴木鼓堂氏の
ものと、
同時期で同じ雰囲気を持つもの。
やはり鈴木鼓堂氏旧蔵である。
全体のフォルム、たくましい生命力等々、まさにほとばしるようなエネルギーを
感じる。
2009/11/5 木曜日 — 青柳 英介








ほれぼれするこけしですね!!トップクラスです。
ところで,最近までヤフオクに出品されていた陸奥売店印の友晴・市助ですが,こけし辞典掲載の佐藤富雄(可部旧蔵S17年作)とイメージがダブります。辞典の富雄は本当に彼の作でしょうか?
コメント by 西田飯形山 — 2009/11/6 金曜日 @ 15:31:31
丑蔵、ほめていただき、ありがとうございます!
ヤフオクに陸奥売店のスタンプの押された、
友晴、市助、多かったですね。
富雄ですが、確かに友晴とも面描はよく似ているという気がします。
胴模様が文助の型を引き継いでいるので、
やっぱり富雄でいいのかな、と思います。
しかし、富雄のものは一本も持っていないので、
何とも言えないというのが正直なところです。
コメント by 青柳英介 — 2009/11/9 月曜日 @ 16:06:55