本田鶴松 大正時代作
鶴松の大正時代の作である。
鶴松は、よく知られているものは、下瞼があり、目がうねるような形だが、
本こけしには、下瞼がなく、キッと前を見据えるような力がこもっている。
小寸ながら、凝視度は高く、甘さは少ない。
強さと厳しさを内在したこけしで、私は現物を予備知識なく見た時、
直ちに伝内、勘内の匂いを感じた。
『美と系譜』に掲載された中屋旧蔵品なので、
本を開いてみると、鶴松は初期には伝内、勘内の影響下にあったことが書かれて
いた。
2009/11/2 月曜日 — 青柳 英介







